29年3月22日有識者会議

2017.3.22 19:23
有識者会議意見聴取要旨「譲位後は太上天皇」「役割なくなるのはいいことでない」
22日に開かれた天皇陛下の譲位への対応などを検討する「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の第10回会合で、
4人の専門家が述べた譲位後の天皇陛下の称号やお立場、医学的な見解などに関する主な意見は次の通り。
秋下雅弘東大大学院教授(老年医学) 老化に伴う自立度の変化やさまざまな機能の変化は、個人差があって多様である。
大多数は70代後半から健康度を落とし、自立度が落ちていく。
会議メンバーから、社会的役割や仕事を続けることが健康度に与える影響について質問があったが、
過度な負担や個人が負担だと考えるようなストレスは健康を損ねる可能性がある。
だが、仕事がなくなることによって潜在化していた老化が出て、健康度を損ねてしまう人もいる。
役割がなくなることがいいことではないだろうと答えた。
本郷恵子東大史料編纂所教授(日本中世史) 退位(譲位)後の天皇陛下の称号は「太上天皇」、皇后陛下は「皇太后」を使用したらいかがか。
「太上」は「至上」「無上」という意味があり、退位した天皇と現天皇の間で象徴の二重性が生じるという指摘があるが、
「太上」は前天皇に対する敬意に基づいて付けられるもので上下関係を意図していない。
「上皇」が普通に使われ、根付いていけば気にならないのではないか。
陛下退位後の秋篠宮さまの称号は、皇室典範に「皇太孫」の使用が見られることから天皇との続柄を書き込む「皇太弟」がよい。
君塚直隆関東学院大教授(英国政治外交史) オランダのベアトリクス前女王は退位後に称号が「プリンセス(王女)」に戻って世界中を回っている。
ベルギー、スペインの場合、前国王は退位後も「国王」のままだが、体調のこともあってあまり公務には出られない。
ご退位後の天皇陛下は「太上天皇」となり、(現天皇と前天皇の)象徴の二重性の懸念があるので、公務から退かれるのがよいのではないか。
葬儀は大喪の礼とすべきだ。秋篠宮さまの称号は、海外の受け止め方もあるので「皇太子」が普通なのではないか。
新田均皇學館大教授(神道学) 8世紀に祭祀(さいし)の際の呼称などを定めた「養老儀制令」は譲位後の天皇を「太上天皇」と規定し、
「皇太后」の言葉もあった。先例に倣った称号にすべきだ。太上天皇としても権威の二重構造は生じないと思う。
呼称でかつてと同じ機能が期待されることはないし、原則、譲位後は「公務」を担われるべきではない。
秋篠宮さまについては皇室典範改正で「皇太弟」とするのも一つの方法だ。
特例法で皇位継承順位第1位の方を皇太子とすれば、現規定でも「皇太子」とすることができる。
http:// www.sankei.com/life/news/170322/lif1703220059-n1.html

  • 最終更新:2017-03-22 21:26:41

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