2011年12月4日 報道ステーションSUNDAY

2011年12月4日 報道ステーションSUNDAY
櫻井よしこ氏
宮内庁の祭祀の所を簡略化したり負担軽減を量るというのは、ご皇室の在り方として
その皇室の本質を削るものであるから、間違っていると思います。
3.11の被災地で両陛下が瓦礫の山に向かって頭を下げられている。
そのお姿を見るだけで国民はすごく感動するのですが、
その感動を起こさせるお二方の存在の理由をいうのは、
やっぱり常日頃から国民のために祈ってくださっているというのがあると思うのですね。
それをそんじょそこらの政治家が行って同じことをしても私たちがしても何の意味もない訳で、
やはり祈りの存在であるということをやっぱり私たちは忘れてはならないわけで、
そのようなお二方の一番大事な所をお守りしながら、他の方で代替できるような事は代替なさっていただく、
というのがいいんじゃないかと思いますね。

(長野智子氏)女性宮家創設案について…この羽毛田長官の考えについてはどういうふうに思われますか。

実はですね、昨日の夕方、朝日新聞から取材を受けたんです。
ですから皆様と同じグループとだと思うんですけれども。
私は「羽毛田長官が女性宮家の創設という事をおっしゃったのは出過ぎた行為ではありませんか」
と申し上げたんです。
羽毛田長官としては皇族の皆さん方の数を増やして、
ご負担を軽減するにはどうしたらいいかと問題提起を、
これはもう当然だと思うのですが、その数を増やすという具体的な手段として
女性宮家の創設ということをおっしゃったのであるとしたら、
これは長官が敬虔に口にすべきではないと思いますよ、と朝日新聞の方に言いましたら、
いや我々もそこを長官がそのようにおっしゃったのかどうか、
確かに読売新聞はそういうふうに報道したんですよね、だけれども朝日が取材したところによると、
羽毛田長官は「私はそのような事は言っていない」というふうに否定なさったというんですね。

(長野氏)男系天皇、女系天皇について…例えばなんですけど、愛子さまのお子様、
このお子様が男の子であっても女系の男子になるということですね。
こうした女系の方が天皇ではなぜいけないのでしょうか。

いけないという事ではなくて、皇室の歴史を見るとですね、
神話の時代からもう2670年以上も続いているわけですね。
この長い歴史の中ではいわゆる男系男子の方が居られなくて大変苦労した時代もあるわけですね。
その時に私たちの先人達は日本国の核心を成す皇室の在り方として男系男子を一所懸命探したわけですね。
彼らが本当に苦労して今日まで男系男子で繋いできました。
その長い伝統をなぜ今私たちが然したる理由もなく変える事が許されるのかしらという、
いけないとかいいとかっていう事以外に、それ以前に、
やっぱりこの長い伝統をしっかり守る努力をまずする事が大事だと思うのです。
昭和天皇は男子が産まれなかった時に旧皇族から養子を迎えようとしたこともあった。
そうまでして男系で繋げようと努力をなさった。
その事について非常に参考になる事例があるんですね。
昭和天皇の場合は最初のお子様4人が内親王さまで、女性ばっかりでしたね。
その後に今の陛下と常陸宮さまがお産まれになったんですね。
昭和6年ですから満州事変の年ですよ、もう日本が騒然としていた年に
4人目のお子様厚子さまも内親王さまであったという事で、元老の方を呼んでですね、
なんとか皇室典範を改正して養子を迎えたいとおっしゃってるんですね。
その時に、まだまだそこまで行かないでちょっとお考えになったらどうですかという事で、
結局そこは取り止めになったんですが、それが昭和6年。
昭和天皇もご自分の女のお子さまを女系天皇の始まりになる天皇に据えようというのではなくって、
男系天皇を繋げるという努力をなさった訳ですね。
私たちの世代で、今まだ悠仁さまがいらっしゃいますから、
天皇がずっとこれから男系男子で繋いでいくのに30年40年50年60年ぐらいの時間が有る訳で、
その間にどうして皆一所懸命もっと皇室の事を学んで、
それから女系と女性天皇の違いが 判らない政治家もまだ居るわけですよね。

(長野氏)政治家にも居ますか。

小泉さん自身が女性天皇と女系天皇の違いが判っていませんでしたよね。

(長野氏)判っていないであの有識者会議でやっていたということですか。

そうです。有識者会議は大変にけしからん会議でですね、
あの時吉川さんという元東大総長のロボット工学の専門家がですね、
あの報告書をまとめるに当たってこう言ってるんですね。
「歴史感や国家感でこの案を作ったのでは有りません。」
これは2005年11月21日の記者会見で堂々とおっしゃった。
日本国の歴史とか文明とかですね、そういったものの粋である皇室を論議するのにですね、
歴史感や国家感、そんなものは考えませんでしたと。
しかもその時の総理大臣が女系天皇と女性天皇の違いも認識していなかった。
そのように本当にわが国の歴史文明に対する、もう侮辱であるとも言うようなですね、
そのような勉強不足の中で女系天皇を打ち出したというのは、私はやはり拙速に過ぎると思いますね。




  • 最終更新:2017-04-16 11:49:28

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