譲位と即位 政府基本方針

2018.3.30 23:38
【天皇陛下譲位】即位礼正殿の儀は来年10月22日 11月14~15日に「大嘗宮の儀」と宮内庁正式表明 政府基本方針
政府は30日、平成31年の天皇陛下の譲位と皇太子さまの即位に伴う式典の準備委員会の第3回会合を首相官邸で開き、基本方針を決定した。
陛下の譲位という事実を広く国民に明らかにし、最後に国民の代表に会われるための式典「退位礼正殿の儀」は同年4月30日に開催する。
5月1日の新天皇の即位を国内外に示す主要儀式「即位礼正殿の儀」は10月22日に行う。いずれも国事行為として開催する。
基本方針は各式典の考え方について「憲法の趣旨に沿い、かつ皇室の伝統等を尊重したものとする」
「平成のお代替わりに伴い行われた式典は、現行憲法下において十分な検討が行われた上で挙行されたものであることから、
今回の各式典についても、基本的な考え方や内容を踏襲されるべきものである」と明記した。
宮内庁の西村泰彦次長は30日、「大嘗祭」をめぐり中心的儀式「大嘗宮の儀」を11月14日から15日にかけて行う方針を正式に明らかにした。
大嘗祭は新天皇が即位後に最初に行う新嘗祭で、皇位継承において最も重要な儀式。
政府は基本方針のうち国事行為に関わる内容を近く閣議決定する。大嘗祭に関する部分については、皇室行事であることから閣議での口頭了解となる。
政府は各式典の大綱などの決定に向け、首相を委員長とする「式典委員会(仮称)」を今秋をめどに設置する。
省庁間の連絡や調整を円滑に行うため、内閣府に官房長官を本部長とする「式典実施連絡本部(仮称)」も設置する。
基本方針では、新天皇の即位を受け、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」となられたことを国内に広く明らかにする儀式「立皇嗣の礼」を
32年に国事行為として開催するとした。
31年5月1日には、即位に伴い天皇の印「御璽」、国の印章「国璽」などを引き継ぐ「剣璽等承継の儀」と、
新天皇として初めて三権の長らと会われる「即位後朝見の儀」が行われる。
国民に即位を披露する「祝賀御列の儀」(パレード)は10月22日の即位礼正殿の儀終了後に行われる。
http:// www.sankei.com/life/news/180330/lif1803300043-n1.html

2018.3.31 00:06
【天皇陛下譲位】譲位と即位 政府基本方針全文

天皇陛下の譲位(退位)と皇太子さまの新天皇即位に伴う儀式の在り方をめぐり、政府が定めた基本方針の全文は次の通り。
天皇陛下のご退位および皇太子殿下のご即位に伴う式典の挙行に係る基本方針
天皇陛下のご退位および皇太子殿下のご即位に伴う式典準備委員会は、
天皇陛下のご退位および皇太子殿下のご即位が、国民の祝福の中でつつがなく行われるよう、
関連する式典の準備を総合的かつ計画的に進めるための基本方針を下記の通り取りまとめた。
今後、第1から第5までについては閣議決定を、第6については閣議口頭了解を行い、政府を挙げて万全の準備を進めることとする。

第1 各式典の挙行に係る基本的な考え方について
各式典の挙行については、次の基本的な考え方に基づき、準備を進めることとする。
 1 各式典は、憲法の趣旨に沿い、かつ、皇室の伝統などを尊重したものとすること
 2 平成のお代替わりに伴い行われた式典は、現行憲法下において十分な検討が行われた上で挙行されたものであることから、
今回の各式典についても、基本的な考え方や内容は踏襲されるべきものであること

第2 各式典の挙行に係る体制について
各式典の円滑な実施が図られるよう、平成30年秋を目途とし、各式典の大綱などを決定するため、
内閣に、首相を委員長とする「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典委員会(仮称)」(以下「委員会」という。)を設置するとともに、
各府省の連絡を円滑に行うため、内閣府に、官房長官を本部長とする「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典実施連絡本部(仮称)」
(以下「連絡本部」という。)を設置し、各式典に係る事務は、委員会および連絡本部の統括の下に行うものとする。

第3 天皇陛下御在位30年記念式典について
(1)天皇陛下ご在位30年を記念し、国民こぞってこれを祝うため、天皇陛下御在位30年記念式典を行う。
(2)天皇陛下御在位30年記念式典は、平成31年2月24日に、内閣の行う行事として、国立劇場において行う。
(3)式典の事務は、内閣府が行う。

第4 天皇陛下のご退位に伴う式典について
天皇陛下のご退位に際しては、「退位の礼」として次の通り退位礼正殿の儀を行う。
(1)天皇陛下のご退位を広く国民に明らかにするとともに、天皇陛下がご退位前に最後に国民の代表に会われる儀式として、退位礼正殿の儀を行う。
(2)退位礼正殿の儀は、天皇陛下のご退位の日となる平成31年4月30日に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、宮内庁が行う。

第5 皇太子殿下のご即位に伴う式典について
皇太子殿下のご即位に際しては、「即位の礼」として1から5までに掲げる儀式および6に掲げる行事を行うとともに、
文仁親王殿下が皇嗣となられることに伴い、7に掲げる儀式を行う。
1 剣璽(けんじ)等承継の儀
(1)ご即位に伴い剣璽などを承継される儀式として、剣璽等承継の儀を行う。
(2)剣璽等承継の儀は、皇太子殿下のご即位の日(5月1日)に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、宮内庁が行う。

2 即位後朝見の儀
(1)ご即位後初めて国民の代表に会われる儀式として、即位後朝見の儀を行う。
(2)即位後朝見の儀は、剣璽等承継の儀後同日に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、宮内庁が行う。

3 即位礼正殿の儀
(1)ご即位を公に宣明されるとともに、そのご即位を内外の代表がことほぐ儀式として、即位礼正殿の儀を行う。
(2)即位礼正殿の儀は、ご即位の年の10月22日に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、内閣府が行う。

4 祝賀御列の儀
(1)即位礼正殿の儀終了後、広く国民にご即位を披露され、祝福を受けられるための御列として、祝賀御列の儀を行う。
(2)祝賀御列の儀は、即位礼正殿の儀後同日に、国事行為である国の儀式として、宮殿から皇太子殿下のご在所までの間において行う。
(3)儀式の事務は、内閣府が行う。

5 饗宴(きょうえん)の儀
(1)ご即位を披露され、祝福を受けられるための供宴として、饗宴の儀を行う。
(2)饗宴の儀は、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、内閣府が行う。

6 首相夫妻主催晩餐(ばんさん)会
(1)即位礼正殿の儀に参列するため外国から来日いただいた外国元首・祝賀使節らに日本の伝統文化を披露し、
日本の伝統文化への理解を深めていただくとともに、来日に謝意を表するための晩餐会として、首相夫妻主催晩餐会を行う。
(2)晩餐会は、即位礼正殿の儀の翌日に、内閣の行う行事として、東京都内において行う。
(3)晩餐会の事務は、内閣府が行う。

7 立皇嗣の礼
(1)文仁親王殿下が皇嗣となられたことを広く国民に明らかにする儀式として、立皇嗣の礼を行う。
(2)立皇嗣の礼は、皇太子殿下がご即位された年の翌年に、国事行為である国の儀式として、宮中において行う。
(3)儀式の事務は、宮内庁が行う。

第6 大嘗祭(だいじょうさい)の挙行について
大嘗祭の挙行については、「『即位の礼』・大嘗祭の挙行等について」(平成元年12月21日閣議口頭了解)における整理を踏襲し、
今後、宮内庁において、遺漏のないよう準備を進めるものとする。
http:// www.sankei.com/life/news/180331/lif1803310006-n1.html

  • 最終更新:2018-08-01 11:16:50

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