美智子さまと雅子さま「異例の7分間」に何があったのか

美智子さまと雅子さま「異例の7分間」に何があったのか
2016.10.28 07:00
天皇陛下の生前退位は早ければ2年後にも実現する。新天皇と新皇后の誕生。
美智子さまはその時を見据えて、異例の行動に出られた。
愛子さまの看病によるお疲れとご体調不良を理由に公務を休まれた雅子さまに、問われたことは──。
「皇太子ご夫妻のお車はまだ出てきていない。どうして秋篠宮さまの方が先なんだ!?」
皇居・半蔵門を警備する警察官が戸惑いの声を上げたのは、10月20日の午後1時10分頃のことだった。
その日、82才の誕生日を迎えられた美智子さまのため、皇居ではお祝いの席が設けられていた。
「出席されたのは皇太子ご夫妻や秋篠宮ご夫妻をはじめ、旧皇族のかたがたなど約20名。
乾杯のお酒も振る舞われました。前菜、メーンと続くコース料理の内容は美智子さまのお好みに合わせたものだったそうです。
1時間ほど、和やかな雰囲気の中で誕生日を祝われたといいます」(皇室ジャーナリスト)
そうした皇族方が集まる食事の席では、部屋への入退場に厳格なルールがある。
入室ではあらかじめ秋篠宮さま以下の招待者が部屋に揃ってお待ちになり、皇太子ご夫妻、
最後に天皇皇后両陛下をお迎えする。お開きの際にはまず両陛下が退出され、皇太子ご夫妻が続かれ、他の招待者たちとなる。
皇居に入られる際も同様で、その日もまず秋篠宮ご夫妻のお車が半蔵門を通り、
皇太子ご夫妻のお車はそのあとだった。お帰りはその逆になる。
「“お家”には明確な順序がありますから、それは古くからの皇室の慣習です。
しかし、その日のお帰りでは異例の事態が起きました。皇太子ご夫妻を乗せたお車より7分ほど先に
秋篠宮ご夫妻のお車が半蔵門を通過しました。警察官はもちろんのこと、職員も驚きを隠せずにいました。
加えて、明るいレモンイエローのドレスの色合いとは対照的に、雅子さまの顔色は優れない。
沿道の人たちに笑顔を見せようとされてはいましたが、表情は明らかにこわばっていらっしゃいました」(皇室記者)

異例の7分間に一体何があったのか──ある宮内庁関係者が続ける。
「確かに両陛下、皇太子ご夫妻の順に祝宴のお部屋を出られました。実はその後、場所を移されてお話になるお時間を持たれていたのです」
9月26日から始まった愛子さまの長期欠席は、1か月以上続いている。
10月25日の朝も愛子さまは学習院女子中等科にお姿を見せられなかった。
「美智子さまは、愛子さまのご様子を大変気にかけられていらっしゃいました。
誕生日にご一家の中で愛子さまだけが皇居に行かれなかったこともあり、やはり心配ばかりが募っていた。
美智子さまは、愛子さまの近況をご夫妻に直接お聞きになりたいと思われたのでしょう。
この日は分刻みのスケジュールが組まれており、この後も立て続けにお祝いの行事が予定されていましたが、
両陛下は時間に限りがある中で皇太子ご夫妻とのお時間を取られたのです」(前出・宮内庁関係者)
深刻な状況ではないと聞いた両陛下は一様に安堵されながらもこう続けられたという。
「雅子さまに“今はより慎重さが求められている”ともお伝えになったそうです。というのも、
それまで雅子さまは愛子さまを思われるあまり“公より私を優先しすぎる”と指摘され、
それが雅子さまバッシングへとつながってきました。小学校時代の同伴登校などは最たる例です。
次代の皇后を目前にして、また同じことを繰り返すわけにはいきません。愛子さまが欠席を続けられている状況で、
雅子さまにはより一層身を引き締めてもらいたいとお考えになったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
9月末の週3回公務、2年ぶりの国賓歓迎行事となる宮中晩餐会など最近の雅子さまからは体調の快復ぶりが伝わってきた。
「ですが、雅子さまにとってはハイペースすぎるとも感じられていました。あくまで快復の途上。
やっと長いトンネルの出口が見えてきたと思える一方、また体調を崩されてしまうのではないかという不安は
常につきまとっていました。連日の公務に、雅子さまがお疲れの様子をお見せになることも増えていた。
実際、翌日から2泊3日で予定されていた岩手県での公務は取りやめになりました。
その日の会談の中で、美智子さまからは、雅子さまの体調に関するご下問もあったといいます」(前出・宮内庁関係者)
10月17日、『天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議』の初会合が開かれた。
また、皇位継承に伴う重要儀式である『大嘗祭』を2018年11月に行う方向で調整が進んでいることが報じられた。
大嘗祭は『即位の礼』の後に行われる儀式であり、今後2年以内に新たな天皇皇后が誕生することを意味している。
“次代”が訪れる日は刻一刻と近づいている。
「生前退位」報道、その後の「お気持ち」表明と、これまで以上に皇室の動向は多くの視線を集めている。
加えて、近代にはなかった生前退位を経て誕生する天皇皇后ということもあって、
皇太子ご夫妻への注目はより高まり、同時にプレッシャーものしかかることになる。
「両陛下は2年という月日は思いの外速く流れると強くお考えになっているのでしょう。
両陛下は皇太子さまに、そして雅子さまに“ご覚悟に揺るぎはないか”ともご下問になったといいます。
両陛下は常に皇室のあるべき姿を模索していらっしゃいました。特に美智子さまは、“皇室は祈りでありたい”と
文書に綴られたこともある。国家の平和と日本国民の安寧を願うことは生半可な思いでは務まりません。
日々の公務に丁寧に取り組むこともその1つです。
美智子さまは改めて、雅子さまに“皇后になること”へのお気持ちを問われたのでしょう。
皇太子ご夫妻にとっても、その行動の持つ重要性は充分に伝わっていたと思います」(前出・宮内庁関係者)
それまで「次代のことは、次代の人に」と両陛下は思いを明かされてきた。
その“次代”がすぐそこまで近づいていることを強烈に意識させる投げかけは、雅子さまの心にも重く響いたことだろう。
かつて陛下は《女性皇族の存在は、実質的な仕事に加え、公的な場においても私的な場においても、
その場の空気に優しさと温かさを与え、人々の善意や勇気に働きかけるという、
非常に良い要素を含んでいると感じています》と語られたことがあった。
「美智子さまもお気持ちは同じだと思います。皇太子さまおひとりで公務に向かわれるのと、
雅子さまがご一緒されるのではやはり出迎える人々の気持ちの盛り上がりが格段に違う。
雅子さまには人を引きつけるパワーがおありなんです。重圧をはねのけて、
将来の皇后として務めを果たしてほしいという思いもあったのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
緊迫の7分間は、皇后としての時間が限られた美智子さまから雅子さまへの、
“叫び”にも似た時間だったのかもしれない。
撮影■雑誌協会代表取材
※女性セブン2016年11月10日号
http:// www.news-postseven.com/archives/20161028_461008.html

  • 最終更新:2017-05-29 21:16:22

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