紀子妃殿下オランダご訪問

秋篠宮妃 紀子さま 初めてお一人で外国訪問へ
4月27日 5時34分
秋篠宮妃の紀子さまが、結核予防の国際会議に出席するため、ことし10月、
オランダを訪問される方向で調整が進められていることがわかりました。
紀子さまお一人での外国訪問は初めてのことになります。
関係者によりますと、紀子さまは、ことし10月下旬にオランダのハーグを訪れ、
「結核予防会」の総裁として、結核や肺疾患の予防に取り組む国際団体が主催する
「肺の健康世界会議」に出席される方向で調整が進められているということです。
この中で紀子さまは、長年にわたって結核予防に功績のあった個人や団体を表彰する
「秩父宮妃記念結核予防功労賞」の「世界賞」の表彰に臨まれる見通しです。
紀子さまは、結核予防会の総裁を20年余りにわたって務め、
毎年、各地で開かれる全国大会に出席するなど、結核の予防活動に取り組まれています。
紀子さまは、これまでに秋篠宮さまやご家族と34回にわたって外国を訪れ、
ことしも6月に秋篠宮さまとアメリカのハワイを公式訪問される見通しですが、
皇族としてお一人で外国を訪問されるのは初めてのことになります。
https:// www3.nhk.or.jp/news/html/20180427/k10011419191000.html



紀子さま、オランダに出発=初の単独海外訪問
秋篠宮妃紀子さまは23日未明、オランダのハーグで開かれる「第49回肺の健康世界会議」などに出席するため、
民間機で羽田空港を出発された。紀子さまが単独で海外を訪問するのは初めて。
紀子さまは公益財団法人結核予防会の総裁を務めている。
今回は私的訪問の位置付けで、24日に世界会議の開会式、
25日に秩父宮妃記念結核予防世界賞の授与式にそれぞれ出席する。
26日には国際結核肺疾患予防連合から名誉会員の称号を授与される式典に臨み、28日に帰国する予定。
(2018/10/23-04:57)
https:// www.jiji.com/jc/article?k=2018102300120&g=ryl

紀子さまオランダへ 結核予防国際会議 お一人で外国訪問は初
10月23日 6時57分
秋篠宮妃の紀子さまはオランダで開かれる結核予防の国際会議に出席するため、23日未明、羽田空港を出発されました。
紀子さまがお一人で外国を訪問されるのは初めてです。
紀子さまは羽田空港で宮内庁の幹部などから見送りのあいさつを受けたあと、23日午前零時すぎ、オランダに向けて出発されました。
紀子さまは日本の「結核予防会」の総裁として、
現地時間の24日、ハーグで開かれる「肺の健康世界会議」の開会式に出席されます。
翌25日、結核予防に功績のあった個人や団体を表彰する「秩父宮妃記念結核予防世界賞」の表彰式に臨み、
みずから賞を授けておことばを述べられます。
紀子さまはまた、20年余りにわたる結核予防の活動が評価され、
会議を主催する国際団体から贈られる名誉会員の称号の授与式にも出席されます。
紀子さまが皇族としてお一人で外国を訪問するのは初めてで、
滞在中、オランダの「結核予防会」の総裁を務めるマルグリート王女と交流を深めるほか、
子育ての福祉施設や子どもの本の博物館を視察するなどして、今月28日に帰国されます。
https:// www3.nhk.or.jp/news/html/20181023/k10011681741000.html

紀子さま、国際結核予防連の名誉会員へ 王族や皇族で初
斎藤智子
2018年10月23日10時33分
秋篠宮妃紀子さまが、国際結核肺疾患予防連合から「名誉会員」の称号を贈られることになった。
長年の予防活動への貢献が国際的に評価された。王族や皇族では初めてという。
23日未明、オランダ・ハーグでの授与式(26日)に出席するため日本を出発した。
紀子さまは24年前、日本の結核予防会の総裁を秩父宮妃から引き継いだ。
眞子さまを育て、おなかに佳子さまがいた時期。
「はじめは結核についての知識もなく、ゼロからのスタートでした」と振り返る。
全国各地で結核予防の活動を担った関連団体「結核予防婦人会」の毎年の講習会に参加し、
最先端の研究や海外の状況などの講義を、各都道府県代表の女性たちの一番後ろの席で熱心にメモを取って学んできた。
この数年は、自身が学んだ情報を会員にも共有してもらおうと、
閉会前の30分間に手作りの画像などでレクチャーもしている。
同会の木下幸子会長(81)は「開会のあいさつなどをすれば総裁の仕事は終わりのはずですが、
全行程を受講されていく。背筋が伸びる思いです」と話す。
2010年から複数回、婦人会のメンバーや女子大学生ら計約千人を対象に結核予防に関する意識調査を実施し、
社会心理学的な手法で解析して博士論文にまとめた。学会で発表し、
受理したお茶の水女子大は13年、紀子さまに博士号(人文科学)を授けた。
国際的に評価されているのは、日本での取り組みをアジア諸国などに広めている点だ。
結核は日本でかつて、若者や働き盛りが命を失う「国民病」と恐れられた。
高度成長期の1962年でも人口10万人あたり500人以上が新たに発症していた。
だが2017年には13・3人に減少。フィリピン322人、タイ102人、韓国72人、
中国55人(いずれも16年)などと比べ格段に低い。
成功事例を役立ててもらおうと、結核予防会は途上国などから長年、大勢の研修生を受け入れてきた。
自国に戻れば感染症の専門医や役人となり結核と向き合う人たちだ。
紀子さまは研修生を秋篠宮邸に個人的に招き、励ましてきたという。その数は80カ国、千人以上に上る。
26日の授与式後には、カンボジアやミャンマーなどの「卒業生」がハーグに駆けつけ、紀子さまを祝福する予定という。
紀子さまは「全国各地で結核予防のため地道に活動してこられた大勢の様々な方々を代表して
一緒に(この称号を)いただけるものと受け止め、感謝しております」と話している。

日本の罹患率、米国の5倍近く
日本で結核は劇的に減ったとはいえ、日本の罹患(りかん)率は今も米国の5倍近い。
日本は年2千人以上が結核で死ぬ「中蔓延(まんえん)国」で、決して結核は「過去の病」ではない。
特に最近目立つのが若い世代の患者だ。結核研究所の石川信克・名誉所長(76)によると
20、30代で発症する患者のほぼ半数が外国人。外国人が患者数を押し上げる傾向は近年先進国に共通する。
発症に気付かず薬を飲まなければ周囲に菌をまき散らすし、
中途半端に薬をやめれば薬の効かない耐性菌を増やすリスクもある。
政府は外国人が入国する際の検査を強化する方針を打ち出したが、入国後あらたに発症する人もいるため、
それだけでは不十分と石川さんは指摘する。
「世界の結核患者を皆で力をあわせて積極的に減らしていかない限り、日本の患者もゼロにできないんです。
自国のことだけやっていては100年もたっても結核は撲滅できない」
結核は、天皇陛下も二十歳前の皇太子時代に一時期、患った。
故・秩父宮雍仁(やすひと)さまは結核で長期の療養生活を送った後、亡くなっている。(斎藤智子)
https:// www.asahi.com/articles/ASLBM5W6ZLBMUTIL04V.html

紀子さま オランダ到着 お一人で初の外国訪問
10/24 13:16
秋篠宮妃・紀子さまは結核予防の国際会議に出席するため、オランダに到着されました。
紀子さまが1人で外国を訪問されるのは初めてです。 
23日にオランダのハーグに到着された紀子さまは、オランダのマルグリート王女とともに
結核予防の国際団体が主催する夕食会に出席されました。
結核予防会の総裁を務める紀子さまは、24日には「肺の健康世界会議」の開会式に出席されます。
また、滞在中は子育ての支援施設や子どもの本の博物館などを視察し、28日に帰国されます。
紀子さまが秋篠宮さまと結婚して以来、1人で外国を訪問されるのは今回が初めてです。
https:// www.asahi.co.jp/webnews/ann_i_000139201.html

紀子さま、オランダで「二大課題」活動 長年心を寄せる
ハーグ=斎藤智子2018年10月25日10時20分
オランダを訪問中の秋篠宮妃紀子さまは24日(現地時間)、
ハーグで「第49回肺の健康世界会議」開会式に参列した。
結核やぜんそくなどの問題に取り組む「国際結核肺疾患予防連合」(本部・パリ)の主催。
結核予防会総裁を務める紀子さまは、オランダの結核予防会総裁であるマルグリート王女とともに出席。
力を合わせ結核をなくそうと呼びかける王女の開会の辞に拍手を送った。
紀子さまは同日、アムステルダム市の親子健康センターも視察。
出産直後から学齢期までの子どもの心身の健康や発達、若い親の子育てへの悩みまで総合的に対応できる拠点で、
スタッフや親子に熱心に質問した。「結核の撲滅」と
「親子(母子)の健康」は紀子さまが長年心を寄せる二大課題。(ハーグ=斎藤智子)
https:// www.asahi.com/articles/ASLBT24HPLBTUTIL001.html

紀子さま、初の単独海外訪問 オランダで「健康会議」出席
2018年10月25日 10時01分
【ハーグ共同】オランダ訪問中の秋篠宮妃紀子さまは24日、
同国西部ハーグで開かれた「第49回肺の健康世界会議」開会式に出席された。
1990年に秋篠宮さまと結婚し皇族になって以降、単独で海外を訪れるのは初めて。
28日に帰国する。
同会議には世界各地から研究者や医療従事者、市民団体関係者らが集まり、
肺の健康に関するシンポジウムやワークショップなどを実施。
開会式にはオランダのマルフリート王女も出席した。
紀子さまは結核予防会(東京都)の総裁を務めており、
25日にはハーグで行われる秩父宮妃記念結核予防世界賞授与式に出席し、あいさつする予定だ。
https:// this.kiji.is/427995809087849569

オランダ・ハーグで開かれた「肺の健康世界会議」開会式の会場に到着された
秋篠宮妃紀子さまとオランダのマルフリート王女=24日(共同)
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紀子さま、結核予防賞を授与=オランダ
【ハーグ時事】オランダを訪問中の秋篠宮妃紀子さまは25日午前(日本時間同日午後)、
ハーグで秩父宮妃記念結核予防世界賞授与式に出席し、
パキスタンのムハンマド・アミール・カーン博士に同賞を授与された。
紀子さまは授与に先立ち、「結核に苦しむ人々を助けるため不断の努力を傾ける方々に心から敬意を表します」などと英語であいさつした。
同賞は、結核予防に功績のあった個人や団体を表彰するもので、半世紀以上にわたり
公益財団法人結核予防会の総裁を務めた故・秩父宮妃勢津子さまの功績をたたえ、1997年に創設された。
(2018/10/25-18:17)
https:// www.jiji.com/jc/article?k=2018102501085&g=soc

秩父宮妃記念結核予防世界賞授与式に出席された秋篠宮妃紀子さま=25日、オランダ・ハーグ
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紀子さま オランダで「結核予防賞」をパキスタン医師に授与
2018年10月25日 19時25分
オランダを訪れている秋篠宮妃の紀子さまは、結核予防の国際会議に出席し、
結核予防に功績のあった個人を表彰する「秩父宮妃記念結核予防世界賞」をパキスタンの医師に授けられました。
紀子さまは、日本の「結核予防会」の総裁として、現地時間の24日、
オランダのハーグにある国際会議場で開かれた「肺の健康世界会議」の開会式に出席されました。
そして、翌25日午前、会議のなかで行われた「秩父宮妃記念結核予防世界賞」の表彰式に臨まれました。
この賞は、結核予防に功績のあった個人を毎年表彰するものです。
表彰式で、紀子さまは英語で「今後、社会のあらゆるレベルにおいて、異なる分野の人々とも協力しながら、
結核をなくすための取り組みに参画し、行動していくことが、これまで以上に求められます」と述べられました。
そのうえで、ことしは、パキスタンの医師で、
結核の治療と予防に取り組んできたムハマド・アミール・カーンさんが選ばれたことを紹介し、
功績をたたえ、アミール・カーンさんに表彰状を手渡されました。
受賞したアミール・カーンさんは「結核に対する私の一生の仕事の中で名誉ある賞をいただき感銘を受けています。
母国パキスタンだけでなく世界でも貢献していきたいです」と話していました。
https:// www3.nhk.or.jp/news/html/20181025/k10011685841000.html

紀子さま 国際結核肺疾患予防連合の名誉会員に
2018年10月27日 7時11分
結核予防の国際会議に出席するためオランダを訪れている秋篠宮妃の紀子さまは、
長年、日本の「結核予防会」の総裁を務めてきた功績などから、会議を主催する国際団体の名誉会員に選ばれ称号の授与式に臨まれました。
紀子さまは今月23日からオランダを訪れ、ハーグの国際会議場で開かれている「肺の健康世界会議」に出席されています。
紀子さまは、日本の「結核予防会」の総裁を20年余りにわたって務められるなど長年の功績が評価され、
会議を主催する「国際結核肺疾患予防連合」の名誉会員に選ばれました。
現地時間の26日、称号の授与式が行われ、紀子さまは大きな拍手の中、ステージに上がり名誉会員の称号を記した証書を受け取られました。
そして英語でスピーチし、名誉会員に選ばれた喜びと関係者への感謝を表したうえで、
「結核がなくなり、世界の人々がより健康になるための歩みを進めるため、
国際結核肺疾患予防連合と共に努力を重ねてまいりたいと思います」と述べられました。
紀子さまは子どもの本の博物館を視察するなど国際親善につとめ、今月28日に帰国されます。
https:// www3.nhk.or.jp/news/html/20181027/k10011688061000.html

紀子さまに「名誉会員」称号…再会喜ぶ場面も
2018年10月27日
【ハーグ=大前勇】オランダを訪問中の秋篠宮妃紀子さまは26日午後(日本時間27日未明)、
ハーグで開かれている「肺の健康世界会議」を主催する国際結核肺疾患予防連合から、名誉会員の称号を授与された。
結核予防会総裁として発展途上国に日本の取り組みを伝えたことや、結核予防に関する意識調査を論文にまとめ、
博士号を取得されたことなどが評価された。
紀子さまは、同連合のジェーン・カーター前会長から称号の証書を手渡された後、
英語でスピーチし、「結核がなくなり、世界の人々がより健康になるため、努力を重ねてまいりたいと思います」と述べられた。
その後、紀子さまは市内のホテルで開かれた各国の医療関係者らとの懇親会に出席。
結核予防会の国際研修で来日した際、宮邸に招いて懇談した若手専門家の姿もあり、再会を喜ばれていた。
https:// www.yomiuri.co.jp/feature/TO000304/20181027-OYT1T50073.html

紀子さまに「名誉会員」の称号授与 国際結核予防連
ハーグ=斎藤智子
2018年10月27日10時50分
オランダ訪問中の秋篠宮妃紀子さまは26日、ハーグで開かれた第49回肺の健康世界会議で、
国際結核肺疾患予防連合(本部・パリ)の「名誉会員」の称号を授与された。
結核撲滅に向けた国際的貢献や研究実績が認められた。王族や皇族の受賞は初めてという。
紀子さまは「結核がなくなり、世界の人々がより健康になるための歩みを進めるため、
努力を重ねていきたい」などと英語であいさつした。
その後の懇親会では、日本の研究施設で学んだ経験のある卒業生ら約20人が世界各地から集まり、
紀子さまを祝福した。
元研修生でザンビアから駆けつけた政府の結核対策責任者のムシャンクニ・フィリさん(39)は
「再びプリンセスに会えて本当にうれしい。お祝い申しあげる」と話した。(ハーグ=斎藤智子)
https:// www.asahi.com/articles/ASLBT5X26LBTUTIL051.html

名誉会員を受賞した紀子さま=26日、ハーグ市
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紀子さま、ハーグの「子どもの本博物館」を視察
2018年10月27日
【ハーグ(オランダ西部)=大前勇】オランダを訪問中の秋篠宮妃紀子さまは27日午前(日本時間27日午後)、
ハーグ市内の「子どもの本博物館」を視察された。
紀子さまは英語の絵本の翻訳を手がけた経験があり、
外国訪問のたびに現地の絵本作家らと交流されるなど児童書への造詣が深い。
紀子さまは、オランダの人気絵本の場面が再現された部屋を見学した後、
地元の児童書関連団体の代表者らと懇談された。
紀子さまは、現地での5日間の日程を終え、27日午後(同28日未明)、帰国の途に就かれる。
https:// www.yomiuri.co.jp/feature/TO000304/20181027-OYT1T50130.html

紀子さまが帰国
「第49回肺の健康世界会議」出席などのためオランダのハーグを訪問していた秋篠宮妃紀子さまは
28日午後、羽田空港着の民間機で帰国された。
ハーグでは秩父宮妃記念結核予防世界賞授与式にも出席するなどした。
紀子さまの単独海外訪問は初めてだった。(2018/10/28-15:55)
https:// www.jiji.com/jc/article?k=2018102800378&g=soc



平成30年10月17日(水)
文仁親王同妃両殿下 神嘗祭賢所の儀(賢所)
文仁親王妃殿下 オランダ国ご旅行につき天皇皇后両陛下へご挨拶(御所)
平成30年10月18日(木)
文仁親王妃殿下 '結核研究所名誉所長,結核予防会代表理事(結核対策に関する世界の取組について)(宮邸)
平成30年10月19日(金)
文仁親王妃殿下 オランダご旅行につきご参拝(賢所)

平成30年10月23日(火) ~ 平成30年10月28日(日)
オランダご旅行 http:// www.kunaicho.go.jp/page/gaikoku/show/21

平成30年10月29日(月)
文仁親王妃殿下 オランダご旅行からご帰国につきご参拝(賢所)
平成30年10月31日(水)
文仁親王妃殿下 オランダご旅行からご帰国につき天皇皇后両陛下へご挨拶(御所)
http:// www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/show/3?quarter=201804




紀子さま初の海外単独訪問で皇嗣妃への第一歩 背中を押した眞子さまの一言
斎藤智子2018.11.6 07:00
結核の予防活動への貢献で、国際団体から「名誉会員」の称号を受けた秋篠宮妃紀子さま。
海外への初の単独訪問は実り多き学びの旅となり、未来への一歩を踏み出した。
6日間の「学びの旅」は、人々を癒やし、力づけた旅でもあった──秋篠宮妃紀子さま(52)の初の単身でのオランダ訪問は、
謙虚に、誰からも丁寧に学んでいこうという姿が、出会った各国の人々に大きなインパクトを与えた。
「あ、昨日会った女の人だ」
紀子さまを見つけて、金髪の女の子が声を上げた。紀子さまはかがんで目線をあわせ、
「また会ったわね。どこに泊まっているの」
10月25日。ハーグで開かれていた第49回肺の健康世界会議(24~27日)での一場面だ。
主催は国際結核肺疾患予防連合(本部・パリ)。世界の結核予防関連団体が加盟する国際組織で、
紀子さまは日本の結核予防会総裁として、開会前夜の夕食会から参加した。
この日、空いていた時間帯に紀子さまが目指したのは、結核患者への差別克服をテーマにしたシンポジウムだった。
オープンスペースに、小さな半円形の階段状の座席が設置され、即席のミニコロッセオといった雰囲気だ。
紀子さまはその一番下段の隅に、さりげなく腰掛けた。黒っぽいパンツスーツの服装も態度も自然体だから、
マスコミがいなければ誰も「プリンセス」とはわからない。
パネリストは皆、結核に感染し、克服した女性たちだ。
インド、南アフリカ、と様々な国の人たちが次々につらかった体験を訴えた。
「もう一生結婚できないのではと苦しんだ」
インドの女性はそう言って声を詰まらせた。
「病気が治っても、隣には座りたくないというのが皆の本音ですから」
今は結婚して2児の母という彼女は、「病気だったことを隠しては差別は解決しないことを学んだ」と続けた。
紀子さまは時々メモを取りながら、最後まで真剣に耳を傾けた。その最中にも、観客は会場を出たり入ったり。
紀子さまのすぐ脇に足を入れて、上の座席へとのぼっていく人もいる。
予定がすべて終わり、主催者が「プリンセスへ感謝」と話すと、「えっ」と息をのむような声があがった。
「プリンセスに耳を傾けてもらったことに、力をもらいました」
登壇した女性たちは、紀子さまとの記念撮影の後、満面の笑みを浮かべた。
会場を移動する時、紀子さまはすたすたと、とても早足だ。階段も軽やかにのぼり下りする。
長男の悠仁さま(12)と時には小屋にも泊まる登山を繰り返しているから、そもそも健脚なのだ。
ごった返した中へも自然に歩み入る。護衛を担う皇宮警察は、思わず駆け足になる。日本ではまず見られない光景だ。
途中で声をかける人がいると必ず足を止め、正面から顔を見て話を聴く。
ホテルに戻るのを遅らせて、説明を聞いたこともあった。
資料をそっくりもらっていくのは「結核予防婦人会の皆様にもお見せしたいから」だ。
午前と日中が空いていた26日には、午前と午後、二つのシンポジウムを聴講した。
一番前の席で耳を傾け、メモを取る。終了後は講演者全員と握手をし、言葉をかわすのは毎度のことだ。
「私たち日本人の参加者はもちろんですが、私たちにもまして、海外の参加者が妃殿下にとても元気をいただいている」
こう話すのは、二つのセッションで紀子さまが聴講した、世界保健機関(WHO)医官の錦織信幸さん(46)だ。
WHOスタッフのモニカ・ディアスさん(36)も言う。
「ふつうの来賓は、来たら話をして帰って終わり。あんなに丁寧に全部聴いて
一人ひとりに握手をし声をかけてくれて、みんな感銘を受け、喜んでいる。
プリンセスのおかげで今年の大会は皆、高揚しています」
だが、これが、紀子さまの自然体だ。
結核予防会の関連団体であり全国各地で結核予防の担い手となって活動してきた「結核予防婦人会」が、
都内で開く恒例の泊まりがけの「中央講習会」では、紀子さまは毎年、その全行程に参加し受講する。
最新の話題を専門家が講義する際は、一番後ろの席でメモを取りつつ耳を傾ける。
班ごとに分かれ、ゲーム形式で結核予防の具体策を学ぶ時間にはすべての班を回ってゲームに加わり、
女性たちの話を聴いていく。
2010年からは複数回、そんな婦人会のメンバーや女子大生ら計約千人に結核予防に関する意識調査を実施し、
心理学的な手法で分析して博士論文にまとめた。
受理したお茶の水女子大学は13年、紀子さまに博士号(人文科学)を授与した。
そうした研究者の実績もあわせて認められ、26日には、主催者の国際結核肺疾患予防連合から「名誉会員」の称号を贈られている。
これまでの受賞者は、結核に取り組む世界の第一線の医師が大半を占めるから、異例の受賞だ。
もちろん、皇族や王族では他に例がない。
ふだんは「賞を授ける側」なのが、「いただく側」にまわり、さぞ緊張したのではないか。
紀子さまは24年前に総裁に就任した時、結核に関する詳しい知識は、ほとんどなかったという。
その後、結核の予防活動に取り組む各地の婦人会の女性たちや、医師、保健師らと交流する中、
知識にもまして彼らの生き方に強いインパクトを受けた。
「私のほうがいつも励ましをいただいている」
と繰り返し感想を漏らしてきた。
受賞直後の英語のあいさつでもこうした人々のことに触れ、
「取り組みを進めていくことの重要性について学ぶとともに、この分野に携わることへの励ましをいただいた」と改めて感謝をささげた。
結婚して初めて皇族の一員となったころ、紀子さまの苦労は並大抵ではなかったろう。
顔にはなかなか出さないタイプだが、つらいこともあったはずだ。
「妻」として、秋篠宮さま(52)が直接言えないこともてきぱきと周囲に言うことで、
憎まれ役になったこともあろう。眞子さま(27)、佳子さま(23)、悠仁さまの3人の母としての活動も、忙しかったはずだ。
そんな中、今回は秋篠宮さまに留守を頼んでの、結婚後初めての単独での海外訪問だった。
長女の眞子さまはすでに複数回、一人で海外を訪れており、「海外への単独訪問では先輩」の立場。出発前には、
「一人での仕事があっても、いいのではないかしら」
と眞子さまから励まされたとされ、今回の旅で、紀子さまはさらに自信を深めたに違いない。
来年は天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に伴い、秋篠宮さまは「皇嗣(こうし)」に。
紀子さまも「皇嗣妃」となり、新しい未来を切り開く。(朝日新聞社会部・斎藤智子)
※AERA 2018年11月12日号
181106.jpg
https: //dot.asahi.com/aera/2018110500059.html?page=1

  • 最終更新:2019-06-23 11:51:30

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