有識者会議最終報告

2017.4.22 09:31
更新
【天皇陛下譲位】
「上皇」のお住まい・ご活動・警備…今後の課題は 宮内庁、組織改編検討へ 有識者会議最終報告
昨年10月以降、計約27時間の議論を重ねた政府の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の最終報告が21日、取りまとめられた。
宮内庁は天皇陛下の譲位を実現する特例法案の国会審議と並行し、譲位後の組織改編などの具体的な検討を始める。
明治以降に例のない制度も想定され、同庁幹部は「ご活動に支障が出ないよう制度の運用を考えたい」と話す。
譲位後に上皇、上皇后となる天皇、皇后両陛下の身の回りの世話をする組織として、現在の「侍従職」から独立した「上皇職」が設置される見込み。
侍従職は約80人、皇太子ご一家の世話をする「東宮職」は約50人だが、上皇職はどの程度の規模が適当なのか。
宮内庁幹部は「両陛下の私的ご活動の部分が不透明」と指摘。有識者会議で上皇を「格下げとしない」との意見が出たことも踏まえ、
「譲位直後は東宮職と遜色ない態勢を整え、ご活動に支障が出ないようにしなくては」と強調する。
皇太子さまと同程度の待遇にする秋篠宮さまとご家族を支える態勢も課題だ。秋篠宮家付は現在約20人だが、
東宮職にあたる「皇嗣(こうし)職」では倍以上の増員が求められ、医療や警備態勢の強化も想定される。
同庁幹部は「政府と調整しながら宮内庁がリードして進めていきたい」と説明する。
皇太子さまと秋篠宮さまの公務の役割分担はどうなるのか。
皇太子さまが陛下の公務を引き継がれるため、原則として皇太子さまの公務は秋篠宮さまが担われるとの見方が強い。
ただ、秋篠宮さまは13団体の名誉職に就かれており「お子さまの眞子さま、佳子さまに譲るのか、他の宮家が分担するのかも含め、
秋篠宮さまと相談する必要がある」(宮内庁関係者)。
譲位後の両陛下、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家のお住まいは、両陛下が東宮御所、皇太子ご一家が皇居内の御所に移られ、
秋篠宮ご一家は現宮邸のままで落ち着きそうだ。
陛下の側近は「東宮御所は、両陛下がご成婚後長く過ごされた思い出の地。譲位に伴う経費を抑えたい両陛下のご意向にも沿う」とみている。
陛下の譲位に伴う儀式を行うことも検討材料になる。
近年では、1817年に最後に譲位した第119代の光格天皇の前例があるが、
譲位の規定がない明治以降では初めてのケースのため、宮内庁は過去の文献に残る様式などを参考に、実施に向けた検討に入る。
http:// www.sankei.com/life/news/170422/lif1704220040-n1.html



「陛下の心労どう解決」 有識者会議終え、座長ら会見
2017/4/22 0:05
政府の有識者会議を取りまとめた今井敬座長は21日夜、記者会見し半年間の議論を振り返った。
今井氏は「歴史の一ページを書いたという気持ちだ」と話し、
同席した御厨貴座長代理も「どれだけできたかは皆さんの評価によるが、我々としては精いっぱいの到達点までやったつもり」と述べた。
最終報告は最大の論点である陛下の退位の是非や、皇族数の減少という課題に対する具体的な解決策は盛り込まれなかった。
今井氏は退位の是非について「国会のとりまとめを読めば、あえて書くことはない」と説明した。
皇族数の減少も「検討しろと言われておらず、新たに政府と国会の間でやりとりして決まる問題だと思う」と今後の議論に委ねた。
ただ「今上陛下の心労をどうやったら解決できるかと思ってやった。(皇族数が少ない現状では)安定的な運営はできないのではないか」と懸念を示した。
有識者会議では、退位制度の恒久化か一代限りの特例法とするかも論点となり、専門家ヒアリングでは賛否がはっきりと割れた。
今井氏は「退位の条件を議論したら結論が出ない。(恒久制度化した場合は)どんな時にでも退位でき皇統に影響がある。これは困る」との考えを示した。
http:// www.nikkei.com/article/DGXLZO15633020R20C17A4CR8000/

  • 最終更新:2018-11-05 16:59:10

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