常陸宮妃華子さまの「素顔」

多彩な活動 常陸宮妃華子さまの「素顔」
宮内庁担当 島康彦
2016年7月28日15時42分
常陸宮妃華子さまが7月19日に76歳の誕生日を迎えました。
天皇陛下の弟、常陸宮さまを支えながら、ご自身も数多くの団体の総裁、名誉総裁として
精力的に活動されています。橋本龍太郎元首相夫人の久美子さんら、
ゆかりのある方々に華子さまの公務でのご様子、親しい方々だからこそ知り得る「素顔」を聞きました。
宮内庁のホームページには各皇族方を紹介するページがありますが、
華子さまについては次の名誉総裁職が紹介されています。
 「(公財)日本いけばな芸術協会 名誉総裁」
 「(公社)日本動物福祉協会 名誉総裁」
 「(公社)日本馬術連盟 名誉総裁」
 「(一社)日本・ラテンアメリカ婦人協会  名誉総裁」
 「日本赤十字社 名誉副総裁」
その一つ、日本・ラテンアメリカ婦人協会の会長、橋本久美子さんに活動内容を聞きました。
協会は、中南米諸国から来日した大使夫人や、商社など企業関係者の妻ら約300人が参加しています。
お互いの生活、文化などへの理解を深める場を設けるだけでなく、
中南米から日本に来ている方々のお世話をしている団体の援助もしています。
橋本さんによると、華子さまは毎年、年度初めに開かれる「ラテンアメリカ料理賞味会」に出席されます。
コロンビア大使公邸などを会場に、各国の料理が用意され、参加費用はチャリティーにあてられます。
次がチャリティーゴルフ大会。横浜市の名門ゴルフ倶楽部で開催されました。100人以上が参加し、
各国大使館からおつまみが提供され、にぎやかな大会だったそうです。
華子さまはもともと常陸宮さまと一緒にプレーするなどゴルフがお好きだそうで、
華子さまもプレーされました。
もう一つが、10月末に開催される「チャリティーバザー」。ラテンアメリカ諸国の民芸品、
伝統料理が出品され、収益は各国の慈善事業支援に充てられます。
レストランの食事券などがあたる抽選会もあり、華子さまも参加されています。
橋本さんによると、華子さまはとても気さくな方で、龍太郎さんも華子さまの「ファン」だったといいます。
「主人と妃殿下が新幹線で偶然お会いしたことがありました。華子さまがあみだくじをご存じなく、
主人がお教えしたように主人から聞いております」
華子さまは動物がお好きで、ミニチュア・ダックスフントのナンシーを飼われています。
ある雑誌への寄稿文には「私と動物との出会いは幼い頃のことです。
父は動物が大好きでしたので、家では常に犬か猫、鳥が一緒に賑やかにおりました」と記されました。
名誉総裁を務める日本動物福祉協会は、捨て猫や捨て犬の新しい飼い主探しの手助け、
自然災害で飼い主と離ればなれになった動物の救援などを担っています。
華子さまは1976年から名誉総裁として協会の活動を見守ってきました。
華子さまの活動は主に二つあります。一つは、毎年3月に開かれる動物福祉活動支援のための
「慈善ビンゴ会」。華子さまは自ら選んだ品を寄付されているそうです。
もう一つは、協会が、動物愛護週間中央行事の一環として、日本の次代を担う小中学生を対象に、
生命を尊重し、他を思いやる心を育むことを目的に、50年以上にわたり実施している
「動物愛護の作文コンテスト」。動物福祉や生命尊重に関すること、野生動物や生命尊重に関すること、
野生動物や飼育するペットのことなど、環境問題から家族の様子まで、
温かな愛情と若い感性にあふれた作品が毎年多数寄せられています。
環境大臣賞などの表彰もあり、名誉総裁の華子さまが臨席する11月の表彰式典では、
入賞したお子さま方に、直接声をかけられて、記念品を贈ります。
また、協会が製作しているカレンダーには、華子さまの愛犬・ナンシーの写真が掲載されています。
華子さまは動物が主役の童話について翻訳も手がけています。以下、発売された順番に紹介します。
 「89番目のネコ」
 「せかいで いちばん おりこうな いぬ」
 「ぼくじゃないよ ジェイクだよ」
 「ハニーが盲導犬になるまで」
 「しょうぼう犬ドット」
いずれも児童図書・教育図書出版の「国土社」(東京都)が手がけました。
関係者によると、華子さまは国際基督教大学の理事を務めた宮尾洋子さんから
英語や英文学の指導を受けていたそうで、その宮尾さんの勧めで翻訳を手がけたそうです。
「89番目のネコ」の後書きでも、華子さまは「長年英語のご指導をいただいております宮尾洋子先生から
動物の物語の翻訳を出してみないかと、お話しをいただきました。先生へ、何かご恩返しができたら、
とやってみることにいたしました」と明かしています。
国土社の児童書編集部・石関恵美子さんによると、華子さまの翻訳は子どもたちにも分かりやすく、
好評だそうです。
華子さまは7月15日に日産厚生会玉川病院に入院し、16日に両側変形性股関節症の手術を受けました。
経過は順調とのことですが、一日も早い回復を関係者は心待ちにしています。(宮内庁担当 島康彦)
http:// www.asahi.com/articles/ASJ7T41J3J7TUTIL019.html

  • 最終更新:2017-03-28 21:40:06

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