出雲大社 遷宮

2013年05月12日04時00分
出雲大社に天皇陛下から勅使 「平成の大遷宮」祝う
【岡田和彦】出雲大社(島根県出雲市大社町)で11日、60年ぶりの「平成の大遷宮」を祝い、
天皇陛下から勅使が遣わされる本殿遷座奉幣(ほうべい)祭が営まれた。
前夜の本殿遷座祭で祭神の大国主神(おおくにぬしのかみ)が仮殿からかえったばかりの本殿(国宝)に、
陛下の贈った「御幣物(ごへいもつ)」の五色の絹織物などが供えられた。
招待客約7500人と一般参拝客が見守る中、正装の千家尊祐(せんげたかまさ)宮司(69)ら
神職が並んで本殿に歩み出て、御幣物を納めた唐櫃(からびつ)を携えた勅使一行も続いた。
大阪から来たパートの女性(53)は「この時代に巡り合えた幸せを感じた。
高齢の母に力をいただいて帰りたい」と話した。

■千家宮司、重責果たし「感慨無量」
遷宮の大きな行事を終え、出雲大社の千家尊祐宮司は11日の記念式典「直会(なおらい)」のあいさつで、「感慨無量」と振り返った。
第83代出雲国造(こくそう)、故千家尊祀(たかとし)宮司の長男。国造は律令制導入以前の地方の主で、
千家国造家は、「古事記」「日本書紀」にある高天原から大国主神に遣わされた神
「天穂日命(あめのほひのみこと)」を祖とするという。
歴史ある家系に生まれた瞬間、第84代となり、宮司となる道は敷かれていた。
そして、古代から守り継がれた「大遷宮」という一大事業を担う重責も。
「60年に一度の遷宮に巡り合うことは、望んでもかなえられない。先人の思いを全身全霊に受けながら、この度のご奉仕をさせていただいた」
60年前を経験した者は「誰一人いない」。29回目と伝えられる今回の遷宮のため、古文書や記録をたどり、「起源」により忠実に、と心がけた。
今回は本殿を5年がかりで修繕した。遷宮の意味について、宮司の弟、千家和比古(よしひこ)権宮司(63)は、
物理的に建物を新しくするだけではないと指摘する。「創建当時の始まりの心に立ち返って、今に生かす。
始まりの時の高揚感とエネルギーを心に蘇(よみがえ)らせることが大事」
遷宮が終わり、また次の遷宮に向けて時が刻まれる。千家宮司は「60年後、120年後に向け、
遷宮の心を次の世代へ伝えていくために全力を挙げる」と語った。
http:// digital.asahi.com/articles/OSK201305110151.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_OSK201305110151

  • 最終更新:2017-07-04 21:20:21

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