中国 天皇陛下に謝罪を要求

2015.8.26 21:14
中国・新華社、天皇陛下に謝罪を要求 「昭和天皇が戦争指揮」
【北京=矢板明夫】26日付の中国紙、光明日報は「昭和天皇には中国への侵略戦争の主な責任があり、
その後継者である天皇陛下は先の大戦について謝罪するべきだ」と主張する記事を掲載した。
記事は国営新華社通信が配信した。中国はこれまで安倍晋三首相ら日本の政治家に対し、
歴史問題について反省や謝罪を求めることはあったが、天皇陛下に対し直接、謝罪を求めることは異例だ。
記事は、「昭和天皇は中国への侵略戦争と太平洋戦争を発動し、指揮した」と強調した上で、
「昭和天皇は亡くなるまで被害国とその国民に謝罪を表明したことがなかった。
その皇位継承者は、謝罪で雪解けを、悔いることで信頼を手に入れなければならない」と主張している。
8月14日の安倍晋三首相の談話内容に不満をもった共産党指導部が、
陛下の戦争責任を間接的に追及する方向に調整した可能性もある。
陛下は1992年に中国を初訪問した際、「わが国が中国国民に対し多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました。
これは私の深く悲しみとするところであります」と、お言葉を述べられた。
http:// www.sankei.com/world/news/150826/wor1508260037-n1.html


2015.8.28 05:04更新
【主張】
「陛下の謝罪」要求 歴史戦への利用許されぬ
日本への歴史戦を展開する中国は、天皇陛下まで巻き込むつもりか。到底、容認できない。
国営新華社通信が、「中国への侵略戦争と太平洋戦争」についての記事を配信し、
昭和天皇が戦争の発動を指揮した「張本人」と決めつけたうえで、皇位を継いだ今の天皇陛下が被害国に謝罪するよう求めた。
天皇は国政に関する権能を持たず、批判に反論することもできない。記事は極めて不当な内容であり、日本の国民感情を害するものでしかない。
安倍晋三政権が中国に抗議したのは当然である。
天皇陛下を政治的に利用することは決して許さない態度を鮮明にし、事実に基づく反論によって中国の歴史戦に対抗していくことが重要だ。
記事は、中国共産党宣伝部が管轄する新聞、光明日報などが掲載した。
要人が直接、発言したものではないが、党の狙いが示されたともいえよう。
そもそも、日中間の戦後処理は1972年の国交正常化で決着済みである。その際、昭和天皇の謝罪は必要とされなかった。
占領下に連合国が行った極東国際軍事裁判(東京裁判)でも、昭和天皇は訴追されていない。
昭和天皇は立憲君主として、内閣や統帥部の補佐を受け、形式的な政治行為を行ったが、戦争責任を問われる立場ではなかったのだ。
今の天皇陛下は92年の中国ご訪問の際に「わが国が中国国民に対し多大の苦難を与えた不幸な一時期がありました。
これは私の深く悲しみとするところであります」とお言葉を述べられた。
89年の天安門事件で中国が国際社会から経済制裁を受け、孤立していた時期である。
当時、中国外相だった銭其●元副首相は回想録で、「西側による対中制裁の打破に積極的効果があり、
その意義は明らかに中日二国間関係の範囲を超えていた」と陛下のご訪中を政治利用し、成功を収めたことを誇った。
友好親善のためのご訪問を、自国の利益のためだけに、臆面もなく政治利用する。
それが中国共産党の本質だとすれば、習近平政権でも変わっていないと受け止めざるを得ない。
日中関係の改善を望むなら、暴言といえる陛下への要求を直ちに撤回し、謝罪すべきである。
●=王へんに深のつくり
http:// www.sankei.com/life/news/150828/lif1508280003-n1.html


2015.8.28 10:26更新
「天皇陛下の謝罪要求」報道で日本政府、中国側に強く抗議「礼を著しく失している」
外務省の川村泰久外務報道官は27日、中国の国営新華社通信が天皇陛下に対して
先の大戦について謝罪すべきだと主張する記事を配信したことに関し
「中国国内の報道とはいえ、内容は天皇陛下に対する礼を著しく失している」と述べ、
中国側に強く抗議したことを明らかにした。外務省内で産経新聞の取材に答えた。
川村氏は記事に関し「これまで表明されてきた中国側の立場とも相いれないものと考える」と指摘。
日本政府として27日朝、在日中国大使館と北京の日本大使館を通じて中国外務省に強く抗議したと説明した。
中国が天皇陛下に直接、謝罪を求めることは異例で、日本政府は中国国内の動向について情報収集を進める。
外務省幹部は「失礼極まりないことだ」と不快感をあらわにした。
また、岸田文雄外相はこの日の参院外交防衛委員会で、中国海軍が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を背景に
領土防衛への決意を訴える兵員募集向けの動画を作成したとして、中国政府に抗議したことを明らかにした。
抗議は27日までに、東京と北京の外交ルートで申し入れた。岸田氏は委員会で
「領土、領海、領空を断固として守り抜く決意だ。毅然(きぜん)かつ冷静に対応したい」と述べた。
http:// www.sankei.com/politics/news/150828/plt1508280018-n1.html


2015.8.28 11:04更新
岸田外相、新華社「陛下に謝罪要求」配信に不快感
岸田文雄外相は28日午前の記者会見で、中国の国営新華社通信が天皇陛下に対して
先の大戦について謝罪すべきだと主張する記事を配信したことに関し、
「天皇陛下に対する礼を著しく失しており、これまで表明されてきた中国側の立場とも相いれない。
中国側に強く抗議した」と不快感を示した。
http:// www.sankei.com/politics/news/150828/plt1508280020-n1.html


2015.8.28 12:00更新
菅長官、新華社「陛下に謝罪要求」配信を批判
菅義偉官房長官は28日午前の記者会見で、中国の国営新華社通信が
「天皇陛下は先の大戦について謝罪するべきだ」と主張する記事を配信したことに関し、
「二度の首脳会談を経て改善基調にある日中関係に水を差しかねず、全く好ましくない」と批判した。
その上で27日に外交ルートを通じて中国政府に抗議したことを正式に発表した。
菅氏は配信記事について「天皇陛下に対する礼を著しく失しており、
これまで表明されている中国側の立場とも相いれない」と強調した。
http:// www.sankei.com/politics/news/150828/plt1508280025-n1.html

  • 最終更新:2017-01-03 17:22:38

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