両陛下カナダ・アメリカ合衆国ご訪問

平成21年7月
3日~14日


出発のお見送りの際、おしゃべりを続ける皇太子ご夫妻
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天皇皇后両陛下、12日間のカナダご訪問を終える
2009年7月14日
ニュースリリース
カナダ連邦政府のローレンス・キャノン外務大臣は本日、天皇皇后両陛下が12日間のカナダご訪問を終えられるにあたり、
両陛下に敬意を表するメッセージを発表しました。両陛下はカナダご滞在中に、オタワ、トロント、ビクトリア、バンクーバーを訪問されました。
キャノン外相は、「両陛下のご帰国にあたり、心から尊敬と感謝の意を表したいと思います。
カナダご滞在中は、天皇陛下がビクトリアの海洋科学研究所で研究者たちに的確な質問をされ、
皇后陛下がトロントの小児病院で入院中の子どもたちに子守唄を歌われるなど、
すべてのご訪問先で温かさと気品に満ちたお人柄を示され、人々に深い感銘を与えられました」と語りました。
同外相は、7月3日に両陛下がオタワに到着された際に、日系カナダ人のベヴァリー・J・オダ国際協力大臣とともに空港で出迎えました。
ストックウェル・デイ国際貿易大臣兼アジア太平洋ゲートウェイ担当大臣は、
両陛下がカナダを発たれる際に、バンクーバー国際空港でおこなわれた公式行事に出席しました。
今年はカナダが日本に公使館を開設してから80周年という記念の年であり、
両陛下のご訪問は、日加関係の歴史における重要な節目となります。
両陛下は、ご訪問先の各地で熱い歓迎を受けられ、日本人を祖先とする人々を含む多くのカナダ人と会われました。
また、ミカエル・ジャン総督、ステーブン・ハーパー首相をはじめとするカナダ政府関係者とも懇談されました。
リドー・ホール(総督公邸)では、カナダご訪問を記念し、日加関係の重要性の象徴とするための植樹をされました。
今回は、天皇陛下にとって2度目のカナダご訪問となります。
陛下は皇太子時代の1953年に、エリザベスII世女王の戴冠式に出席するために
ロンドンに向かわれる途中でカナダを訪問され、いくつかの都市を回られました。
7月8日には、オタワでキャノン外相が、両陛下のための特別イベントを主催しました。
イベントでは、前回の天皇陛下ご訪問時の映像が流されました。
カナダ王室造幣局発行の記念コインとカナダ郵便公社発行の記念封筒が披露され、宇
宙飛行士のスティーブ・マクリーン氏がこれを両陛下に贈呈しました。
続いて、フェイマス・ピープル・プレイヤーズによる人形劇が上演されました。
また、日本人2名、カナダ人2名で構成されるバンド、モンキーマジックも演奏をおこないました。
モンキーマジックはカナダと日本の両国により、日加修好80周年の親善大使に任命されています。
天皇皇后両陛下カナダご訪問の詳細については、カナダ政府ウェブサイト(英語・フランス語)をご参照ください。

上記は参考のための仮翻訳で、正文は英文および仏文です。
http:// www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/highlights-faits/media-20090714.aspx?lang=jpn


両陛下カナダご訪問に見る「皇室外交」の意味
執筆者:西川恵  新潮社フォーサイト2010年1月号
「皇室外交」という言葉が宮内庁は気に入らないようだ。
皇室の政治利用と見られかねないこともあるが、
そもそも天皇、皇后両陛下の外国訪問や要人との謁見は本来の意味での外交とは異なるとの思いがある。
元来、外交というものは「自国の国益にとって、Aという国はBという国より重要である」との政治認識に基づいて展開される。
そこには格付け、差別、優遇といった政治的キーワードがちりばめられている。
しかし皇室が展開する国際親善活動は、そうしたものとは無縁だ。
両陛下はすべての国、すべての人に対して平等に接するのをモットーとしている。
今回、中国要人との異例の会見が問題となったのも、皇室の政治利用への懸念のほか、
特定の国だけに特別待遇を与えることへの拒否感が、天皇の思いを知る宮内庁にはあったと見られる。
これが単なるお題目でないことは、宮中の歓迎宴の飲みもの一つにも象徴的に表れている。
宮中晩餐会で出される白ワインと赤ワインは、常にフランスの最高クラスと決まっている。
これはアフリカの小さな国の大統領であろうと、米大統領であろうと不変で、考えてみると実はすごいことなのだ。
http:// www.fsight.jp/5381

  • 最終更新:2018-09-25 14:01:49

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