フィーバーが気に食わない

週刊新潮2015年4月30日号
「佳子さま」過熱に「雅子妃」「高円宮妃」のさざ波

フィーバー自体を危ぶむ声が、他ならぬ内々にあるというのだ。
「一宮家でありながら、悠仁親王という将来のお世継ぎ候補を擁される秋篠宮家には、ただでさえ国民の注目が集まっている。
そうしたところに降って湧いたのが、佳子内親王を巡る熱狂。
庁内には“これ以上バランスが崩れてしまったら……”と、嘆く者も少なくありません」(宮内庁幹部)
すなわち、「本来、両陛下に次いで存在感を示すはずの東宮家が、相対的に話題に上らなくなっているのは明らかです。
世間の目には、突出した秋篠宮家の陰にすっかり隠れてしまったかのように映っていることでしょう」(同)
そもそも愛子さまの不登校騒動が起きた10年春以降、雅子妃はメディアを蛇蝎のごとく嫌ってこられた。
ご自身のみならず、愛子さまのお姿もカメラから遠ざけるよう努めてきたのだ。
「今回、佳子さまブームという新風が吹いたことで、天敵に等しかったメディアは
一斉に宮家の方を向いてくれたわけです。胸をなでおろされているのは想像に難くありません」(前出記者)
そんな中で雅子妃の「ご変心」を見てとるのは、さる東宮職関係者である。
「妃殿下はこのところ、東宮御所のご自分の部屋で、佳子内親王に関するニュースにおひとりで見入られています。
直接にお名前を口にされることはありませんが、やはり愛子内親王との間に大きな扱いの差があることを
目の当たりにされ、いたわしく思われるお気持ちが一層強まったのでしょう。最近は、両陛下と東宮家、
秋篠宮家のご公務予定が組み込まれたスケジュール表を職員から受け取り、じっとご覧になっています。
これまでにはなかったことで、ご一家の存在感を発揮することが内親王のためになる、とお考えなのです」
が、体調は一向に好転する兆しが窺えず、21日の園遊会も、早々にご欠席を表明なさるなど、ご両家のコントラストは際立つばかり。
さらに、“予兆”はこんな方面からも見てとれる。
「本来は同じお立場であるはずの各宮家では、得てしてお付きの職員同士、そして時には皇族方の間でも“微妙な関係”が生じることがあります。
各宮家の予算である皇族費は法律で定められていますが、
例えば人員補充や宮邸の修繕・改築などの順番を巡って、折衝せざるを得ないケースもあるのです」(前出幹部)
そうした状況下、煌びやかな佳子さまのお姿に心がざわめくのは、雅子妃だけではないというのだ。
「佳子さまは一昨年4月に学習院大に入学され、俄かに露出が増えたわけですが、
本格的に注目され始めたのは、やはり昨秋のICU合格を経て、年末に成年を迎えられてからでしょう」
そう指摘するのは、さる皇室ジャーナリストである。
「新年の一般参賀に“デビュー”されたことで、人気は盤石となりましたが、
それまでは悠仁さまを別として、宮家で存在感を示されていたのは、何と言っても高円宮家だったのです」
久子妃は一昨年、文字通り五輪招致の立役者となられ、また昨年、次女の典子さまが出雲大社に嫁がれたのも記憶に新しい。
「元来、高円宮家は活発なお家柄で、そのご両親の血を3女王も受け継いで育たれた。
皇室内に独特の地歩を築いておられた久子妃からすれば、現在の状況は面白いはずがありません」(同)
加えて、先の典子さまの成婚に際し、テレビ番組で“先を越された”と発言なさった三笠宮家の瑶子さま、そして姉の彬子さまも、
「ともに亡き寛仁さまの後を継ぎ、瑶子さまは昨年1月から社会福祉法人友愛十字会、
彬子さまはこの4月から中近東文化センターのそれぞれ総裁職を務めておられる。
にもかかわらず、さほど注目されていません。
ご公務においては、佳子さまなど足元にも及ばないほどの実績をお持ちのお二方の胸中は、拝察するに余りあります」(同)
お足許にさざ波が立ってしまうとは、フィーバーも痛し痒しである。

  • 最終更新:2017-05-27 18:25:56

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